



平成23年度公立高校入試は前年同様「裁量問題」採択校を中心に高倍率となり、さらに英語を中心に「裁量問題」の難易度も高かったため、受験生にとっては厳しい入試となりました。出題内容を見ると国語では性格な読解力や記述問題における文章表現力が、数学では複数の解法パターンや応用力が、英語では長文の速読力や英作文力が強く問われています。受験生にとってはどんな問題にも対応できる「本物の学力」が求められ、この傾向は24年度も続くと予想されます。持ち点となる内申点の確保は当然大事ですが、近年は絶対評価により内申点での差はつきにくくなっています。そのため入試本番で高得点できる真の学力(得点力)を身につけていくためにも、早い段階からの取り組みが必要になります。
また平成24年度入試における「石狩学区」の動向は、23年度とほぼ同様の傾向が予想されます。上位校の倍率が高くなったように、大学進学実績の高い札幌南高をはじめとして、北高・西高・東高・旭丘高などの難関高への志願が集中し、逆に旧石狩学区のときは志願が高かった難易度中位レベルの高校は志願者が減っています。受験生の志望に序列化の傾向が出てきています。またその中で開成高校のコズモサイエンスや清田高校のグローバル、平岸高校のデザインアートといった専門性の高い特徴あるコースにも人気が集中してきています。上位校や特徴ある人気校を目指す受験生は標準問題での取りこぼしを少なくし、裁量問題で得点する、という戦略的な学習とそれを確実に実行する強い意志が大切です。

Sapporo Renseikai 2010

